2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

研究のためのWebサービスリンク集

留学生の方に、日本でネットを利用する場合の本や論文の調査&入手方法について聞かれたので、留学生や学部生の方のために、ぼくがよく使うネットのサービスについてまとめておきます。 ◆国立国会図書館 蔵書検索・申込システム 国会図書館にどんな本が収め…

学会

25日、26日の二日間、日本近代文学会2008秋季大会に参加してきました。 初めて参加したのですが、やはり大きな学会なのだな、と大きさを実感しました。メイン会場がとても大きく、最大で150〜200人前後の方が聴講していたのではないかと思うし、質疑応答の際…

動画で学ぶ映画史(7)―ハリウッド映画とヨーロッパ

ハリウッドは、1920年代以降、世界中から才能ある映画関係者たちをスカウトし集めることによって、193-40年代の全盛期を導いた。このときドイツ表現主義映画など、ヨーロッパ系の表現技法がハリウッドに流入・普及し、ハリウッド映画を豊かなものにしていっ…

動画で学ぶ映画史(6)―ハリウッド映画とアメリカ

今回はハリウッド映画について。Wikiや講義ノートを参照しつつ記述していきたいと思うが、もともとアメリカにおいて、映画の中心地は東海岸のニューヨークだった。しかし、1908年、発明王エジソンを中心とする大手映画会社は、コダックと組んで、モーション…

動画で学ぶ映画史(5)―チャップリン、キートン、マルクス兄弟

Charlie Chaplin「The Circus」(1928)-The Mirror Maze 今回はサイレント期の喜劇映画(コメディ)について。まずは、喜劇王チャールズ・チャップリン(Charles Chaplin、1889-1977)の『サーカス』(The Circus、1928)。動画では、30秒、警官に追われる…

自主研究会

映画の自主研究会で発表をしてきました。 とてもレベルの高い会なので、プレッシャーを感じつつ、ずいぶん前から準備を進めてきた発表だったのですが、一応しっかり準備をしていっただけに、いくつか核心を突く批判も出たんですけど、まあそれなりに評価して…

動画で学ぶ映画史(4・5)―インターミッション

「動画で学ぶ映画史」は、映画史の本を読んでいる後輩に、映像を説明した文章について、「これはどんな映像なのか?」と質問されたことをきっかけに始めた企画です。 字の説明だけではなかなか理解できなかったり、頭に入らなかったりするし、実際に見てみれ…

動画で学ぶ映画史(4)―表現主義、シュールレアリスム

映画の映像表現は、1920年代において、イタリア未来派、ロシア・アヴァンギャルド、ドイツ表現主義(ダダなど)、フランスのシュールレアリスムなど、ヨーロッパで同時多発的に勃興したアヴァンギャルド芸術の運動の中で、次々と革新的な表現が行われ、表現…

動画で学ぶ映画史(3)―エイゼンシュテインのモンタージュ理論

クレショフ効果(Kuleshov effect、1921) 今回はモンタージュ理論@社会学しようなどを参照しつつ、モンタージュ理論について。モンタージュというと、犯罪者の顔写真を再現する際、顔のパーツの断片を組み合わせる技術が頭に浮かぶ人も多いと思うが、もと…

動画で学ぶ映画史(2)―エドウィン・S・ポーター、D・W・グリフィス

エドウィン・S・ポーター『あるアメリカ消防夫の生活(Life of an American Fireman)』(1903) 映画史において重要とされている作品に、1903年のエドウィン・S・ポーター「大列車強盗(The Great Train Robbery)」がある。「アメリカ人の郷愁〜エドウィン…

動画で学ぶ映画史(1)―リュミエール兄弟、エジソン、メリエス

リュミエール兄弟「The Lumiere Brothers' First films」(1895) 映画が発明されたのは、1895年、リュミエール兄弟(フランス人)によるシネマトグラフの発明による。Wikiはこちら。写真館を営んでいた兄オーギュスト・リュミエール(Auguste Marie Louis L…

学会情報:日本近代文学会 2008年度秋季大会

日本近代文学研究の学会のうち、最も大きな学会である日本近代文学会の本大会が、今年は東北大学@仙台で行われます。 大会までもう二週間を切ったので、このblogでも日本近代文学会の公式サイトから学会のスケジュールを転載しておきます。 日本近代文学会 …

仙台短編映画祭2008

仙台短編映画祭2008、二日目のプログラムに足を運んできました。4日間で11のプログラムが組まれていたのですが、ぼくが観たのは、「コトバの世界 吉浦康裕の軌跡」、「新しい才能に出会う」の二つのプログラム。 吉浦康裕は、個人制作でアニメを制作していた…

blog開設から一年

このblogの開設から約一年が経過しています。最初のエントリの日付けが2007年9月22日ですからね。エントリーの数は200前後なので、二日に一度のペースで更新している計算になります。 viw数は、数だけとれば、平均170viw/dayという数字になるんですけど、実…

タイトル画像

タイトルのフォントを変えようと思い立ち、2dogs、Lovedesign co.のフリーフォントをダウンロードし、10個ばかりタイトル画像を作ってみました。 サンプルを見ているときは、どれもこれもカッコよく見えるんだけど、いざ自分で作ってみると、思ったほどカッ…

東北楽天ゴールデンイーグルス

10月5日・日曜日、東北楽天イーグルス対福岡ソフトバンクホークスの試合を見るために、Kスタ宮城まで行ってきました。この日の試合結果はこちら。 blogを見れば一目瞭然なように、ぼくはプロ野球を見に行くようなタイプではまったくないんですけど、仙台放送…

白鳥さん、ありがとうございます…

白鳥百合子の“そのまま”ダイアリーのトップページから、このblogにリンクを貼ってもらいました。 ううっ、なんかこんなblogにリンクを貼ってもらって、どうもすみません……。おそらく白鳥さんのファンの中でも、相当変わってる方だと思うんですけど、こんな変…

夢からさめて―ネオ渋谷系アーティスト動画集

久しぶりに渋谷系について情報を調べていたら、巷では2003年あたりから「ネオ渋谷系」というムーヴメントがあったらしいということを、初めて認識した。ええっ、そんなのあったのかよっ! どれだけ音楽から離れてたんだ……という感じだけど、とにかく聴いてみ…

わかりあえないことをわかりあう―1990年におけるコミュニケーションの断念と出立

フリッパーズ・ギター「全ての言葉はさよなら」 フリッパーズ・ギター「全ての言葉はさよなら」は、2ndアルバム『カメラ・トーク』(1990)収録。いま振り返ってみれば、この曲の「わかりあえやしないってことだけをわかりあうのさ」というフレーズは、80年…