映画史

動画で学ぶ映画史(7)―ハリウッド映画とヨーロッパ

ハリウッドは、1920年代以降、世界中から才能ある映画関係者たちをスカウトし集めることによって、193-40年代の全盛期を導いた。このときドイツ表現主義映画など、ヨーロッパ系の表現技法がハリウッドに流入・普及し、ハリウッド映画を豊かなものにしていっ…

動画で学ぶ映画史(6)―ハリウッド映画とアメリカ

今回はハリウッド映画について。Wikiや講義ノートを参照しつつ記述していきたいと思うが、もともとアメリカにおいて、映画の中心地は東海岸のニューヨークだった。しかし、1908年、発明王エジソンを中心とする大手映画会社は、コダックと組んで、モーション…

動画で学ぶ映画史(5)―チャップリン、キートン、マルクス兄弟

Charlie Chaplin「The Circus」(1928)-The Mirror Maze 今回はサイレント期の喜劇映画(コメディ)について。まずは、喜劇王チャールズ・チャップリン(Charles Chaplin、1889-1977)の『サーカス』(The Circus、1928)。動画では、30秒、警官に追われる…

動画で学ぶ映画史(4・5)―インターミッション

「動画で学ぶ映画史」は、映画史の本を読んでいる後輩に、映像を説明した文章について、「これはどんな映像なのか?」と質問されたことをきっかけに始めた企画です。 字の説明だけではなかなか理解できなかったり、頭に入らなかったりするし、実際に見てみれ…

動画で学ぶ映画史(4)―表現主義、シュールレアリスム

映画の映像表現は、1920年代において、イタリア未来派、ロシア・アヴァンギャルド、ドイツ表現主義(ダダなど)、フランスのシュールレアリスムなど、ヨーロッパで同時多発的に勃興したアヴァンギャルド芸術の運動の中で、次々と革新的な表現が行われ、表現…

動画で学ぶ映画史(3)―エイゼンシュテインのモンタージュ理論

クレショフ効果(Kuleshov effect、1921) 今回はモンタージュ理論@社会学しようなどを参照しつつ、モンタージュ理論について。モンタージュというと、犯罪者の顔写真を再現する際、顔のパーツの断片を組み合わせる技術が頭に浮かぶ人も多いと思うが、もと…

動画で学ぶ映画史(2)―エドウィン・S・ポーター、D・W・グリフィス

エドウィン・S・ポーター『あるアメリカ消防夫の生活(Life of an American Fireman)』(1903) 映画史において重要とされている作品に、1903年のエドウィン・S・ポーター「大列車強盗(The Great Train Robbery)」がある。「アメリカ人の郷愁〜エドウィン…

動画で学ぶ映画史(1)―リュミエール兄弟、エジソン、メリエス

リュミエール兄弟「The Lumiere Brothers' First films」(1895) 映画が発明されたのは、1895年、リュミエール兄弟(フランス人)によるシネマトグラフの発明による。Wikiはこちら。写真館を営んでいた兄オーギュスト・リュミエール(Auguste Marie Louis L…