読書会メモ:雑誌研究



 7月に学会に参加した際に、学会印象記を書いて欲しいという依頼を受け、ぼくは雑誌研究の発表について担当することになっていました。締め切りが近づいてきて、いよいよ取りかからなければならないということで、日本近代文学研究における雑誌研究についての本をまとめておきます。


近代読者の成立 (岩波現代文庫―文芸)

近代読者の成立 (岩波現代文庫―文芸)



雑誌と読者の近代

雑誌と読者の近代



モダン都市の読書空間

モダン都市の読書空間





書物の近代―メディアの文学史 (ちくま学芸文庫)

書物の近代―メディアの文学史 (ちくま学芸文庫)



投機としての文学―活字・懸賞・メディア

投機としての文学―活字・懸賞・メディア



雑誌『太陽』と国民文化の形成

雑誌『太陽』と国民文化の形成



編集者国木田独歩の時代 (角川選書)

編集者国木田独歩の時代 (角川選書)

 国木田独歩は、生涯のほとんどを雑誌編集者として活躍し、雑誌出版業への意欲も高かった。晩年、独歩社を設立・『近時画報』を刊行し、日露戦争時には『戦時画報』に改名し部数を伸ばすが、終戦後は経営に行き詰まった。(一方で、終戦後独歩は作家としての名声が高まる)。日露戦争時に写真を主体としたグラフ誌を刊行し、挿絵が主だった当時としては時代に先駆けていたが、これは独歩の「見る驚き」を求める感性に支えられたものであった。また、独歩は当時としては稀な女性写真家を起用しているが、これも独歩の先進性を示している。


本を読むデモクラシー―“読者大衆”の出現 (世界史の鏡 情報)

本を読むデモクラシー―“読者大衆”の出現 (世界史の鏡 情報)