フリッパーズ・サンプリング・ギター
フリッパーズ・ギターやピチカート・ファイヴなど、渋谷系のアーティストたちは、サンプリングなどリミックス的な手法を多用したことが知られているけれど、当時ぼくはまだ十代だったので、当然元ネタを知るわけもなく、サンプリングの面白さを理解することもできなかった。
で、いまなら簡単にYOU TUBEで元ネタの楽曲を探すこともできるので、気が向いたときに元ネタの楽曲を探したりしているのだけど、このエントリでは、その成果をちょっとだけ紹介。
フリッパーズ・ギター「Dolphin Song」(1991/3rdアルバム『ヘッド博士の世界塔』収録)
以下、四つの楽曲は、フリッパーズ・ギター「Dolphin Song」(1991/3rdアルバム『ヘッド博士の世界塔』収録)の引用元。情報については、フリッパーズ・ギター『ヘッド博士の世界塔』@fizz popを参照したのだけど、これほどサンプリングだらけの楽曲は聴いたことがなかったので驚いたとある。たしかに、これらを聴いてみると、どの曲のフレーズも「Dolphin Song」にあることがわかるし、改めて彼らがすごい才能の持ち主だったことに気づく。
The Beach Boys「God Only Knows」(1966、アルバム『ペット・サウンズ』収録)
The Beach Boys「Good Vibrations」(1966、アルバム『スマイリー、スマイル』収録)
Buffalo Springfield「Broken Arrow」(1967)
The Beach Boys「Heroes And Villains」」(1967、アルバム『スマイリー、スマイル』収録)
以下、HIPHOP/R&B サンプリング・ネタの紹介@GROOVE DIGGERなどを参照しつつ、渋谷系にこだわらず、有名どころを紹介。
Betty Wright「Clean Up Woman」(1972)
小沢健二「ラブリー」(1994)の引用元。
Harold Melvin & The Blue Notes「TELL THE WORLD HOW I FEEL ABOUT 'CHA BABY」
ピチカート・ファイヴ「東京は夜の七時」(1993)の引用元。引用とサンプリングとヒント@pizzicato fileは、ピチカート・ファイヴのサンプリング・引用元について詳細な情報を掲載。
Bebu Silvetti「Spring Rain」(1976)
電気グルーヴ「Shangri-La」(1997) の引用元。
George Benson「Turn Your Love Around」(1981)
East end + Yuri「Da.Yo.Ne」(1994)の引用元。
Stereo Spectacular Demonstration & Sound Effects
本日のオチ……というほどオチっぽくもないのだけど、ピチカート・ファイヴの楽曲&アルバムの中で繰り返し使用されている音源で、引用とサンプリングとヒント@pizzicato fileによれば、ステレオ・チェック用のレコードなのだそう。なんかオサレだ。