秋の学会情報
秋は学会のシーズンです。大学では後期の日程が始まっているので、日本近代文学研究系の秋の学会を中心に学会情報の予定をまとめておきます。
言うまでもないような気もするのですが、情報は、今や日本文学研究における最大の情報発信基地となっている笠間書院blogから多くを得ています。笠間書院はtwitterでも情報を発信していますので、blogともどもチェックしてください。笠間書院の中の人、ほんとすごいですよね。このblogで情報をまとめているのは、ぼく自身の備忘録としての意味合いと、プラスアルファがあるとすれば、東北で行われている学会の情報が多少プラスされているくらいですね。
・坂口安吾研究会第19回研究集会
日程:10月3日、場所:法政大学市ヶ谷キャンパス。基調講演:前田塁「安吾と速度」。
・日本社会文学会大会
日程:10月3〜4日、会場:あきた文学資料館。
・大乱歩展
日程:10月3日〜11月15日、会場:神奈川近代文学館。関連行事で講演会や文学講座も行われます(小林信彦、紀田順一郎、落合教幸、藤井淑禎など)。
・平成21年中世文学会秋季大会
日程:10月10〜11日、会場:藤女子大学。
・2009年度日本史研究会大会
日程:10月10〜11日、会場:佛教大学。テーマは日本における主権的権力の成立。発表者に萱野稔人、昆野伸幸など。
・第82回日本社会学会
日程:10月11〜12日、会場:立教大学。「「よさこい」をめぐる若者論の現在」や「マス・メディアにおける「ヤンキー」のゆくえ」など、一般にも興味深い発表あり。
・日本思想史学会2009年度大会
日程:10月17〜18日、会場:東北大学。17日には、ドキュメンタリー映画『映画 日本国憲法』(監督ジョン・ユンカーマン)が上映されます。
・第2回クィア学会
日程:10月17〜18日、会場:津田塾大学小平キャンバス。映画『男子であること』上映。斎藤綾子、河口和也などが参加。
・アフター・メタヒストリー─ヘイドン・ホワイト教授のポストモダニズム講義
日程:10月22日、会場:立命館大学。
・ヘイドン・ホワイト講演/セミナー
日程:10月24〜25日、会場:東洋大学。
・日本近代文学会秋季大会
日程:10月24〜25日、会場:関西学院大学。個人的に聴きたいのは、西元康雅「視覚とカメラ―『細雪』の写真をめぐって―」と二つの大江健三郎論。
・2009年度日本児童文学会
日程:10月24〜26日、会場:北星学園大学および札幌市中央図書館。
・昭和文学会2009年度秋季大会
日程:11月14日、会場:花園大学。 特集タイトル「文学と音楽の昭和」。
・日本近世文学会平成21年度秋季大会
日程:11月7〜9日、会場:関西学院大学。
・日本文学協会第64回大会
日程:11月28〜29日、会場:立正大学。岡真理、大塚英志、前田雅之、生方智子、真銅正宏、原仁志と錚々たるメンバー。
・日本比較文学会東北支部大会
日程:11月28日、会場:弘前大学。佐藤猛郎氏によるW・スコット文学の日本受容についての講演を予定。
・日本映画学会第5回全国大会
日程:12月5日、会場:京都大学。シンポジウム「アニメーション研究の最前線―必要性と問題点」あり。
・日本近代文学会東北支部大会
日程:12月、会場:仙台。詳細は未定。