ショートピース! クィア映画特集



 今年のショートピース! 仙台短篇映画祭2009(日程:9月19日〜22日、場所:仙台メディアテーク)は、結局、20日Fパートクィア映画特集を観ただけでしたね。


 でも、クィア映画特集は楽しかったですね。特に「何でも聞いてみよう/No Dumb Questions」(監督:Melissa Regan、2001年/アメリカ/24分/ドキュメンタリー)は、ある日突然「おじさん」が女性になり「おばさん」になると告げられた(たいへんだ! 大事件!)11才から5才くらいの姪の女の子たち三人が率直な質問をぶつけつつ、しだいに受け入れていく過程を描くドキュメンタリーで、すごくよかったんですよね。さすがに多様性を認めるアメリカのすごさを感じさせる映画で、日本ではまずこんな風に子どもに教えようとはしないですからね。


 子どもたちは、「トイレは男子トイレと女子トイレのどっちに入るの?」とか「ペニスはとっちゃうの?」とか率直な質問をぶつけていくんですけど、最終的におばさんと初めて会って、いちばん年下の子はすぐに馴染むし、最年長の子は面会の後で「幸せになろうとしてがんばってるから好き」みたいなことを言うんですよね。これはなかなか言えない言葉だと思うんですよね。
 映画上映の後は、仙台を拠点に活動しているNPO「Anego」で活動している方たちのトークがあり、これも楽しかったですね。


 この映画は、YOU TUBEチャンネルを持っているようなので、興味のある方はご覧ください(字幕なし)。→nodumbquestionsチャンネル
 映画は、この画面から断片的に見られるようです。→No Dumb Questions - the Film