所属と適応



 たまに異様に忙しい日があるのですが、自分の体が自分だけのものではなくて、「社会」*1に属しているという感覚も、意外と悪くないですね。
 一週間のうち二日、高校で授業を終えた後で、大学に戻って演習に参加する日があるんですけど、その合間に書類を提出し、打ち合わせのために人に電話したり会って話したりしていると、忙しくてたいへんなんですけど、一方でちょっとだけ心地よさを感じている自分も発見したりします。口笛を吹きたい気分というか、実際知らないうちに吹いてたりしていて、社会に束縛されるだなんて嫌でたまらなかったのに、妙なものですね。意外とノリノリで、新しい状況に適応してる自分が不思議です。


 それで、この二ヶ月で、すでにかなり体重が減ってしまいました。先週、健康診断があったんですけど、以前は61〜2キロはあった体重が、57キロでしたね。BMI指数ではあと1キロ減ると「やせ」に分類されてしまうので、かなりピンチです。忙しくてご飯を食べる余裕がないという感じで、ご飯を抜いてるからだと思うんですけど、ちょっとまずいですね。倒れたら元も子もないですし、食生活についてはもうちょっと気を遣おうと思います。もっとご飯は食べないと。
 でも、おかげで見た目はちょっとシャープになりましたかね。いや、まぢで電車やバスの中でときどき好意的な目でぼくの方を見ている女の子の視線を感じることがあるんですよ。ほんとですよ。誰も信じてくれないんですけど、道行く女の子の視線が悪意から好意に変わったら、そりゃ「あれ?なんか変わった?」ってわかりますよ。まあ、モテるモテないはともかく、無意味なことでイライラさせられることがなくなって、とても快適な気分で一日を過ごせるようになったのは、よかったです。いわゆる脱オタですね。


 来週からコマ数が増えて、さらに忙しくなるようです。いまの生活に慣れてきたところだったので、このタイミングでコマ数が増えるのは歓迎なんですけど、やっぱりいままで以上にたいへんになるんでしょうし、実は新しく教えることになったのは、ぼくの苦手分野なんですよね。かなり準備していかなければならないので、ちょっと憂鬱です……。



*1:「国家のシステムとしての社会」に属している安心感というのは、ニート経験者にとっては、計り知れないものがあるんですよ。ただ、ここで括弧を付けてるのは、「人と人とを結びつけるネットワークの場としての社会」という意味も込めています。