一人四役



 映画の発表がひとつ終わりました。
 この発表は、授業の中で映画を90分近く見る代わりに、発表は10分程度というものだったんですけど、映画自体もみなさん楽しそうに見ていたし、議論もとても盛り上がって刺激的なものになり、発表者(=コーディネイター)としては(授業の正規の出席者以外の特別ゲストに来てもらったんですよね……)、とても満足の行く発表にすることができました。いまものすごく多忙なんですけど、これが落ちついたら質疑応答の中で出た議論を踏まえつつ、改めて映画についてのエントリを上げてみようと思っています。


 もうひとつの発表が月曜日に控えているんですけど、実はなかなかたいへんです。日程の調整をしたり、場所や時間の連絡をしたり、教室を確保したりですね。ところが、教室の確保でまた一波乱あってですね。結局教室を使えない、学生の交流のための部屋を使うことになって、以前使ったことあるんですけど、それは飲み会のときに使った部屋なんですよね。遊びっぽい雰囲気になるのは嫌だなーって思うので、かなりへこんでいます。こういうときって、全部自分のお気に入りで固められないと、がっかりじゃないですか。
 まあ、気持ちを切り替えて、お菓子とか食べながらやる会にするのもいいかなって思ってるんですけどね。取り上げる映画も『幸福な食卓』なわけだし、会も食卓を囲みながらってことで。


 こんな風に、事前の幹事役を務めているだけで、かなり消耗するものなんだなあ、というのは、実は今回初めて知りました。ぼくはどこにいてもあまり幹事役を回されたりという風にはならないんですよね。この手のことで信頼されて責任をもたされたことは、いままでほとんどないんです。ぼくが世慣れないやつだということは、誰でもすぐに悟りますからね。
 けれど、今回は、企画、運営、司会、発表まですべてぼくが一人でやってる(やる)んですよね。小さな会なので、さほどたいへんなことをしているわけではないはずなんですけど(先月は100人以上の人が参加する学会を間近で見たわけですけど、いや、すごいですよね……。自分ではるかに小さな規模のものをやってみて、よくできるものだなと思います)、でも、やっぱりたいへんだなって思います。


 いや、とてもいい体験をしてるなって思いますよ。こんな体験はなかなかできないですからね。ぼくにとってはいろいろ初めてのことを体験できるチャンスなんですよね。
 ……というわけで、月曜日のぼく主宰の映画のゼミが終わるまでは、気持ち的に落ちつかなくて、他のことは何も手に付かないし、blogの更新もとてもできねえ、という感じですので、blogの読者の方はご了承ください。