仙台



 今日は、夕方、市民図書館に足を運んだところ、毎年、定禅寺通りで開催されているジャズ・フェスティバルが行われていて、通りが自動車通行止めになっていたので、しばらく通りのベンチに腰かけて、聞こえてくるジャズを聴きながら、本を読んでました。それで、ちょっとリラックスできたり。
 で、けっこう人でにぎわってるんですよね。仙台七夕や花火大会ならともかく、ジャズに関心がある一般市民なんてそう多いはずないと思うんですけど、家族連れとかでかなり来ている。なんだか仙台の人って、お祭り好きみたいなんですよね。


 仙台の人たちは、人が好くて、おおらかで、のんびりしているな、という印象をもっています。ネットで調べてみると、江戸時代の伊達藩の時代から、とても豊かで経済的に恵まれた地域で、「伊達男」という言葉がオシャレな男という意味なのもこの地域の豊かさを象徴している、なんて話が出てきて、なるほどね、と納得します。
 ぼくは、仙台出身のアイドルである白鳥百合子さん平田薫さんのblogを愛読しているんですけど、彼女たちがどこかのんびりした感じなのは、土地柄によるところもあるのかな、となんとなく思っています。(ちなみに、どちらもリンク先は仙台七夕に行った日の日記。やはりお祭り好きらしい……)
 まあ、ぼくは東北のふたつの県のふたつの町でしか暮らしたことがないので、それほど比較の対象があるわけではないんですけどね。いままで住んだ町の中では仙台がいちばん暮らしやすいし、とても楽なんですよね……。


 いや、そのときのぼくの精神状態にもよるし(おそらく仙台に来てからがいちばん安定している)、町の大きさが東北では最も大きいので、現代人の自意識からすれば仙台程度の大きさがなければどうにも住みにくく、狭い町ではお互いにぎすぎすしがちだ(逆に大きすぎても不安になりがちだったり。東京、名古屋、札幌あたりはすべて、ぼくには広すぎて住めなさそうだった)、といった要素もあると思うんですけどね。
 ともあれ、仙台は住みやすいな、人がのんびりしていて、やはりどこかのん気なところがあるぼくには合ってるな、という感想はもっていますね。


 なので、仙台に来ている留学生の方には、仙台はいいところだし、この町に来られたのはとてもラッキーだと思うけど、日本中どこでもこんなに住みやすいと思っちゃいけないぞ……と、一言だけアドバイスを。
 都会も田舎もどっちもたいへんだぞ。