映画のゼミ



 映画のゼミを作りたいなあ、と考えています。
 本格的な研究発表の場ではなくて、A4用紙一枚の発表資料で、発表時間は10〜15分程度。基本的には、5〜6人くらいで集まって、一本の映画について、一時間から一時間半くらいお喋りができればいいな、という感じですね。
 内容的には、研究の視点を意識しつつ、けれど、カチッとしたものを準備してくる必要はなくて、それぞれ思うことを喋ったり議論したりできればいい。例えば、24日に書いた、「映画『blue』におけるバスの主題」でも十分議論できると思うんですけど、こんな風に原稿にする必要もないですし、もっと簡単なもので構わないですしね。もちろん、これはみんなそれぞれ忙しいだろうから、あまり負担がかからないように、ということで、本格的な発表ももちろん歓迎する。
 で、できれば、毎週集まりを持って、二ヶ月に一度自分の担当の回が回ってくる、という感じがいいかなあ、と思うんですけど、頻度については、状況を見て、また考えます。曜日・時間も同じですね。
 映画の上映会をするかどうかも悩むところですね。いろいろ考えられるんですけど、ケースバイケースでもいいですしね。これもまた考えます。


 ゼミを作りたいと思っている直接の動機は、いま身近にいる映画の研究を希望している学生が、映画についての発表をしたり聴いたりする場がないことです。映画について人の発表を聴いたり、人と議論したりする場がないと、やはりなかなか力は付かないのだけど、映画だけを扱うゼミは、大学中を探してもないんですね。
 いま、ぼくが属している映画の研究会は、頻度は二ヶ月に一度程度で、内容も本格的な研究発表を行う場になっていて、きわめてレベルが高いのだけど、日常的な大学生活の中で力を付けていく場という感じではないですし。
 なんとかそういう場を作ってあげたいな、と思うんですね。


 もう一つの動機は、楽しいことがしたい、ということですね。
 ぼくはこの一年半、大学のいろんなところに顔を出してきたんですけど、多くの方と知り合って、いまなら何かおもしろいことができるんじゃないかな、と思うんですね。それで、映画についてお喋りをするのは楽しいですし、映画というテーマであれば、いろんな方に興味を持ってもらえるかな、と。
 それに最近、なんだか刺激を受ける機会が少なくなってきたな、と感じているんですよね。むやみやたらと走り回っている姿をこのblogでも報告しているので、そういう風には見えないかもしれないですけど、もうちょっと刺激が欲しいな、と感じているんです。


 そういうわけですので、ゼミに付き合ってくれる方を募集しています。
 連絡は、ぼくのメールアドレス(kaninringo@mail.goo.ne.jp)に連絡して下さればいいですし、ぼくの知り合いの方でこのblogを見ている方は、ぼくを見掛けたら、その旨、お伝え下さい。大学外の方でも、仙台在住の方なら参加可能だと思いますよ……とダメ元で、まったく未知の方にも呼び掛けておきます。
 メンバーは10人前後が参加してくださって、実際には5人前後集まれればやる、という感じがいいかな、と思うんですけど、まあ、みなさんそれぞれとても忙しそうですし、どうなるかはやってみないとわかりませんね。
 でも、始めてみないことには何も動かないので、とりあえず、呼びかけてみます。
 早ければ、九月中には第一回のゼミができればいいんですけどね……。
 では。