昔のアイドルはかわいかったね―80年代後半のアイドル動画



 今回は、特に歴史を振り返るとかではなく、昔のアイドルの動画を見ていて、かわいいなとか、センスがいいなとか、懐かしいなとか思ったものをテキトーに貼ってみたいと思う。ま、個人的に懐かしいなあという、ただそれだけのコトなんですけどねw


 Wink淋しい熱帯魚」(1989)

 Wink、いま見てもかわいいですよね。
 Winkの動画は一年くらいずっと見ていて、本当はもっといいものもたくさんあるんですけど、たまたま今はあまり上がってないので、比較的いいやつを。多くの映像が残っているのは、日テレ系月曜20時枠で放送していた「ザ・トップテン」とその後継番組「歌のトップテン」(1981年〜1990年)、TBS系木曜21時枠で放送していた「ザ・ベストテン」(司会黒柳徹子)といったランキング形式の歌番組では、ランキングで上位にいる限り毎週出演できたから。ただし、どちらの番組も、バンドブームが訪れると、ランキング上位の歌手/バンドがまったく出ないために視聴率が下降し、あえなく放送終了。アイドルが衰退していく時期の象徴的な出来事だったんですよねー。
 相田さんと鈴木さんが笑っているのは、歌前のアナウンサーの紹介で、「暑い日々を乗り切るためにふたりが今凝っているのは冷たいデザート作り/相田さんは製氷器で作るフルーツゼリー/鈴木さんは子ども時代から作っていたという氷小豆白玉ミルク/ぜひ一度食べてみたいですね☆」とか言われたからだと思うw 「そっかー、そんなに食べたいんだっ! 今度食べさせてあげるよっ!」とか思って笑ってるのではないかとw トップテン番組ではイントロの部分でアイドルの日常生活にまつわるトリビアを紹介するのが定番だったわけですけど、いまのアイドルが歌うときにやってるところを、一度見てみたいですよねw
(追記。見られなくなってるときは、YOU TUBEで見られるかも。「愛が止まらない〜Turn It Into Love〜」は、この動画がいい感じ。この手のエントリは削除との戦いで、なんかすげえ疲れるw)


 酒井法子「夢冒険」(1987)

 白い衣裳に黒いストッキングが萌えるw のりピー、ほんとにかわいいなあ……。この時代のアイドルはだいたいみんな足が短いんだけど、短いからダメってコトではなく、かわいいって思わせるのが昔のアイドルのいいところ。Winkも短いし。いまの子はみんな足が長いからねー。「夢冒険」のTVライブは、こちらもいいんだけど、しかし、「のりピー音頭」黒歴史っぷりもただごとじゃないぞこれw ある意味一見の価値あり。


 うしろゆびさされ組うしろゆびさされ組」(1985)

 以下、時代順。おニャン子クラブの派生ユニット・うしろゆびさされ組のメンバーは、高井麻巳子とゆうゆ(岩井由紀子)。動画を見てると、けっこうロック。ていうか、オルタナティブ。スカート長い。歌下手。ほとんど棒立ち。パンクロックじゃん! しかし、なんか『らき☆すた』っぽくね? そういえば、『らき☆すた』の子たちもみんな足が短いですね☆


 長山洋子「ヴィーナス」(1986)

 バブルの時代を感じさせるファッション&曲ですね。長山洋子は演歌歌手に転身。元ネタは、Bananarama「Venus」(1986)。さらに、元ネタの元ネタは、Shocking Blue「Venus」(1969)。そして、長山洋子版のヒットがあったので、モーニング娘。「LOVEマシーン」(1999)が作られたというわけなんだけど、今回、ルーツであるShocking Blue版を初めて見て、かっこいいなって思いましたね。


 小泉今日子木枯しに抱かれて」(1986)

 キョンキョン、素敵だ。「木枯しに抱かれて」は、ビジュアル&演出が古びてないものが多いので、以下の動画もぜひ。その2その3その4


 工藤静香「MUGO・ん…色っぽい」(1988)

 工藤静香は、もともとはおニャン子クラブのユニット・うしろ髪ひかれ隊のメンバー。といっても、ぼくは地方に住んでいたので、「夕にゃん」見てないんですけどねw


 CoCo「EQUAL ROMANCE」(1989)

 『らんま1/2』OP。「はんぶん不思議」もいい。この子たちも足が短いんだけど、足が短い=かわいい=子ども=日本的/足が長い=美人=大人=西洋的、という対比で見ていけるんじゃないかというのが、とりあえずの仮説。で、日本の男の子はけっこう足が短い女の子が好きなんでねえの?と思うんですけど、どうですか。


 森高千里「私がオバさんになっても」(1992)

 なんかねえさんって感じですな。貫禄があります。森高千里は1969年生まれなので、このときは23才。ブレイクしたのは1989年の「17才」。作詞を自分で担当していることが知られるようになって、女性ファンが増えて、アーティストっぽくなっていっていた時期ですね。森高は、おそらく当時のアイドルとしては例外的に足が長いアイドルだったと思うんですけど、森高が異彩を放っていたのはそのせいもあるかもしれないですね。
 デビュー間もないのに曲の途中で電子ドラムを叩き始めるあたりにアーティストの片鱗が窺われる「ザ・ミーハー」(1988)、ロック好きがわかる「臭いものにはフタをしろ!!」(1990)、町娘姿が楽しい「鬼たいじ」(1992)あたりにもリンクを貼っておきます。


 モーニング娘。淋しい熱帯魚」(2007)

 Winkのカバー。歌っているのは、飯田圭織安倍なつみ保田圭後藤真希石川梨華吉澤ひとみ辻希美。昔『ハロモニ』で企画したやつかな、と一瞬思ったのだけど、2007年7月28日放送『MUSIC FAIR 21』のものとのコト。うーん、2007年にこのメンバーで歌われると、現メンバーはつらいんじゃないかと思うんだけど、その辺りどうなんだろう? ぼくにとっては、このメンバーこそがモーニング娘。だし、そういう人の方が多いと思うので。
 足の長さの話をすれば、足が長くてスタイルがいい飯田さんより、足の短いなっちや矢口の方が人気があったよね、という話なのだけど、さて、いまはどうなのかというと、基本的には、日本の男の子の好みって、変わってないと思うんですけどね。どうでしょうか。
 で、足が短いコトを足が短い日本の女の子は気にしているし、男の子も足が短い女の子を好きなコトをあえて口に出して言わないみたいなところがあると思うんですけど、別に気にしなくていいんじゃないか、というのが、このエントリでの提案。むしろはっきり好きって言ってもいいんじゃない? ていうか、おれはけっこう好きだよ。O脚で足が曲がってる感じとかたまらん(爆)




 以下、おまけ。


 モーニング娘。真夏の光線」(1999)

 あと、モーニング娘。の1999年のTVライブの動画を見つけたので貼っておきます。みんな録画してるはずなんだけど、意外と動画としてアップされてないんですよね。
 そりゃビデオを引っ張り出して見ればいいんだけど、Web上にアップするコトによっておもしろいことができたりするわけで、この熱のなさっていうのは、ほんとにみんないったいどうしちゃったの?という感じ。ヲタがみんな自己批判&総括した挙げ句に、モーニング娘。葬送派に転向したわけでもないだろうに……。まあ、ガッキーのポッキー動画みたいに、アップする端から消されてるのかもしれないですけどねw


 小倉優子「恋の呪文はパパピプパ」(2004)

 うはっ、すげえなーっ! 洋楽テイストなのは、元ピチカート・ファイブの小西康陽プロデュースだから。だったら納得パッパッピップパン!