山形短期大学総合文化学科卒研発表会



 山形短期大学総合文化学科の卒研発表会を覗きに行って来ました。
 理由は、秋ころ一度アニメの話をするように呼ばれて学生の前で話をしてきたからなのだけど、そんなご縁がなければ、なかなかこういうイベントには足を運んだりできないところ。実際、ちょっと学園祭っぽい雰囲気もあって、ご縁もないのに覗きに行っていたら、かなり怪しい不審人物に見えるだろうな、という気がしたし。いや、この日のぼくは十分「どこからどう見ても不審人物」だったような気もするんですけどねw
 けれど、実際行ってみて、全体の運営から個々の発表までとても新鮮かつおもしろかったし、行ってよかったな、と思いました。発表会は、上記リンクにもあるように、発表会にかかわるさまざまな役割や運営も学生自身に任せる方針みたいで、発表の司会なども学生たちが代わる代わるやっているし、発表は、内容の方もそれぞれに自分ができる範囲できちんとまとめていたし、プレゼンの方も、パワーポイントを使ってわかりやすくできていたし、発表態度や発声の点でも堂々とできている学生が多かった(ぼくなんて、未だにプレゼンぐだぐだなのにw)。学園祭的な活力が感じられつつ、しっかりしているところも見ることができて、ほんとに楽しかったです。
 で、発表の方なんですけど、ぼくは「日本文学・日本文化」の講座の発表をずっと聞いてたんですけど、皆さん、よくがんばっていたと思います。二年間でここまでもっていく指導教官のM氏はさすがだって思いました。中にはかなりハイレベルなところまで行けてたんじゃないかな、という発表もいくつかあって、マンガやライトノベルで発表した学生たちは、まさにそんな感じ。彼らとは前に呼ばれたときにけっこう話をしていて、今回も質問する気満々だったんですけど、にわかにツッコミどころが思いつかなくて困りました(ていうか、質問できなくてごめん)。あと、アニメの発表は、ちょっとぼくがしゃべってきたことが反映されていたかもしれないと思ったり。それはちょっと嬉しかったです。
 けど、多忙の中、強行日程で足を運んでいて、途中眠かったことなどもあり、学生たちと休憩時間などにあまり話をしてこなかったことだけちょっと心残りでいます。学生たちからすれば一応ぼくは「大人」の側に属する立場だろうと思って、「学園祭」を楽しんでるところに邪魔しちゃ悪いかなーとか、ちょっと思っちゃったんですよね……。後から考えれば全然遠慮することないのに。マンガについて研究発表した学生に、明日仙台でマンガの学会があることを教えるのも忘れてしまったし(ほんとごめん!)。こんな忙しくなければな……とか、かなり後悔しています。
 ともあれ、関係者のみなさま、ほんとうにお疲れさまでした。
 そして、学生のみなさんの今後のご活躍をお祈りしています。全然空を飛べてないぼくが言うのも何なんですけど、みんなには空を飛んでいってほしいな、と心の底から願ってます。


 スピッツ空も飛べるはず