テンプレとしての村上春樹



風の歌を聴け (1979年)

風の歌を聴け (1979年)



 最近、blogを更新してないのは、いま多忙のピークで、なにかと準備で追われているためです。
 実はいまだに終わっていないのですが、自分を徒然と慰めるために、小ネタを一つだけ更新します。


 村上春樹のデビュー作『風の歌に聴け』には、よく知られた、次のような文章がある。



 完璧な文章などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。



 カッコいいのだけど、あまりにカッコよすぎて、自分で使うにはあまりにも身の尺に合わず、結果的にこの文章は僕の中でいつの間にやらネタ化してしまって、ことあるごとに自分の失敗を笑い飛ばすために応用するネタになっている。



 完璧なプレゼンなどといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。



 とか、



 完璧なレジメなどといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。



 とかいった具合だ。
 道でこけたら、



 完璧な歩行などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。



 と心の中でつぶやきつつ、サッと髪を振りわけ、フッと笑えばいい。
 たとえ膝小僧がすりむけてて、メッチャ痛くても。
 という要領。
 ま、全然クールに決まったりはしないわけなんですが。洒落ですな。


 今夜徹夜でがんばらないと、このエントリが洒落にならないことになるので。仕事に戻りますw


 ……が、その前に!
 元の文章に「フッ」を付けてみましょう。



 完璧な文章などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。フッ



 春樹、カコいいw