モーニング娘。メンバーの「受難の一年」にコメント





 今年は、モーニング娘。結成から10周年の記念の年にして、メンバーおよび元メンバーに事件が起こり続けた一年だったわけですけど、彼女たちの全盛期に、そのころ運営していたHPがほとんどファンサイト状態と化していた一ファンとして、一言ずつコメントしておきたいと思います。



 3月15日 ジュンジュン&リンリン、8期メンバーとしてモーニング娘。に加入。



 中国人留学生の追加。アジア展開は、閉塞状況を打開するにはいいかもしれないな、と思ったのですが。すぐにそんな状態ではなくなりました。



 3月26日 加護亜依、『FRIDAY』で二度目の喫煙疑惑の記事が掲載。事務所から契約解除され、事実上の芸能界引退。前年2月の同誌の喫煙報道を受けて謹慎処分中だった。



 加護さんはたいへんなおウチのお子さんなわけで、年の離れた小さな弟妹たちに囲まれた写真を見ていると、何があろうと彼女を責める気にはならないですよ。芸能界引退で「アイドルとしての加護亜依」は死んだというほかないけれど、「人間加護亜依」、ひとりの女性としての加護さんのことは応援したい気持ちでいっぱいです。



 5月6日 吉澤ひとみモーニング娘。を卒業。在籍7年、リーダー在任期間2年。1月には、弟を交通事故で亡くしている。



 よっすぃーは、ひたすらかっこいいですね。



 5月8日 辻希美、妊娠報道。10日、俳優杉浦太陽との結婚を報告する記者会見。



 『かっぱモニ』とかやってても、できちゃった結婚とかするんだな。なんだか不思議な気がする。けどまあ子どもっぽい女の子っていうのはつまり甘えん坊ってことで、男の子に精神的にべったり依存したりするわけだから、意外と早婚が多いんだよな。ウルトラマンコスモスは苦労するな、きっと。



 5月25日 藤本美貴、『FRIDAY』で品川庄司・庄司との交際報道。6月1日、リーダーになってから一ヶ月経たないうちに、モーニング娘。を脱退。



 まあ、よっすぃーの脱退で同世代がもう一人もいない状態だから、彼女自身さっさと卒業したいと思っていたかもしれない。矢口同様、特に未練はないんじゃないかな。



 6月18日 紺野あさ美、芸能界&ハロプロ復帰。去年7月に娘。&芸能界を引退したばかり。また、去年12月には慶應義塾大学に合格している。



 ハロプロのフットサルチーム「ガッタス」のゴレイロゴールキーパー)に復帰。以前は辻が務めていたポジションなので、これってキーパー補充のためだけに芸能界に復帰させたのではないか、という話がファンの間では常識なんですけど、変な事務所だよな。まったく。



 7月6日 飯田圭織、7HOUSEの元ボーカルケンジとの結婚および妊娠を発表。翌日、「飯田圭織前田有紀の『大人の七夕祭り』日帰りバス旅行」。ファンは傷心状態で参加。



 ツアー受付後に発表するっていうのは理解できるんだけど(お金のため)、ツアー前に発表するのはまったく理解できない。妊娠してるんだからファンは飯田さんの体調を気遣いなさいよ、無茶するなよってことなのか。感謝されこそすれ、罰ゲームを与えられたファンは本当に気の毒。好きであることに罰ゲームが与えられるっていうのは恋愛ではよくあることだけど、アイドルなんだからさ…。



 10月7日 安倍なつみ、人身事故。



 なっちって、なにかにつけ「やっちゃう」人だよな。免許を取るっていうのはアクティブになろうとしたんだろうと思うんだけど、積極的に「動こう」と思った瞬間に失敗しちゃうっていう。今までも、プレステやってただけなのにフライデーされるし、お花畑で素敵な花を摘めば皆やってることなのに彼女だけ問題になっちゃうし、亀を海に戻していいことしたと思ったら陸生の亀だしw どこまでも間が悪いんだよな。チクショーw 僕も間が悪いタイプなので、他人事とは思えないし痛々しい。くじけずがんばってほしいな。



 10月20日 元EE JUMPのユウキ(後藤祐樹)が電線盗主犯として逮捕。28日、姉である後藤真希ハロプロ脱退を報告。



 あちゃー、何やってんだよ。ソニンちゃんがかわいそうだろ。後藤さんについては、「ハロプロ脱退」ってペナルティーになりうるのかな???、という気もするし、いいタイミングだったんじゃないかな、と思います。というか、便乗した感じもして、それもどうなんだろ。


 思い入れが強いのは、やっぱり辻加護かな。ジェームズ・ブラウン御大を前に「ゲロンパ!」ってやってた辻加護、『ビストロスマップ』でキムタクに両側からほっぺにチューしてた辻加護、『Mステ』で「タモモニ、サングラス!」ってやってた辻加護、『かっぱモニ』で「かっぱ〜」ってやってた辻加護。年齢を超越した「お子様」ぶりが魅力だった辻加護が、「煙草」と「妊娠」という形で、「もう大人」であることが明らかとなり、そのことによって「終わり」を迎えるだなんて、話ができすぎてる気がします。
 悲しいんですけど、おおいに「虚」を楽しませてもらった分だけ、「実」の部分で今年は一気にツケを払わされたのかな、と思っています。アイドルはそういう危うさとともにあるものなので(でも/だからこそ、たぶん好きなので)、こういうこともあるよな、と思ってますよ。