白鳥百合子さんについて



 白鳥百合子さんが事務所から離れたことを報告されていますね。(白鳥百合子の“そのまま”ダイアリー


 前にも書いたことがあるんですけど、白鳥さんは『仮面ライダー電王』のヒロインハナ役に抜擢されると同時に、グラビアアイドルとしての仕事も大幅に増加して多忙となり、結果的に夏ごろ体調不良を理由として番組を降板。番組側と事務所側の板挟みになるなんてコトもあったんじゃないかな、それで、彼女の優しすぎる性格からして、そのことがかなりつらかったんじゃないかな、と想像されるんですけど、そのあたりはよくわかりません。
 で、もう半年近くずっと地元(宮城)の実家にいるみたいなんですけど、blogの日記はアップし続けていて、つらい思いであるとかも報告し続けてきたんですけど、結局、番組に戻ることもないままに、『電王』は最終回を迎えてしまったし、今回事務所から離れたことも明らかにした。しかも今後のことについては何も決まってなくて、完全にゼロからのスタートだという。ぼくもここ半年ほどずっと彼女の日記を見ているので、あの様子からすると、本当に何も決まってないだろうな、と思うんですよね。白鳥さん本人も今日の日記で書いてますけど、おそらくこれは相当な苦境を迎えたというコトで、復帰まではかなり時間がかかるはずだし、本当に復帰できるかどうかさえ、まったく展望がない状況になってしまっている。


 けど、彼女はblogの日記をファンに向けてアップし続けているし、自分は夢を諦めないで、これからもがんばっていくって報告し続けてるんですよね。そして、日記を読んでいると、彼女の人柄が、まっすぐで、努力家で、思いやりや優しさに満ちていて、絶対に他人を傷つけたりしないものであることが伝わってくるものだから、多くの人が彼女を応援するようになっていて、彼女のblogのコメント欄に応援メッセージを書き込んでるんですよね。
 昨日の日記には、1900以上のコメントが書き込まれてるんですけど、「今日はこれまで我慢してて私に伝えることが出来ずにいらっしゃった方も多いでしょう」なんて泣かせるコトを言うものだから、ぼくもつい応援メッセージを書き込んでしまいましたよw 他人のサイトに書き込みするのなんて何年ぶりって感じなんですが、それくらい、彼女の日記は、読者の一人ひとりを大切に思っているし、いまこの日記を読んでいる「あなた」に向けて書いているんだっていう思いが伝わってくるんですね。
 しかも、彼女の場合、アイドルとしてのリップサービスで書いてるわけではなくて、本当にそう思って書いている。それがわかるんですよね。コメント欄には、「もう十年以上アイドルファンをやっているけど、白鳥さんのように、『心』でアイドルとなっている人は初めてです」とか、「『アイドル白鳥百合子』ではなく、『人としての白鳥百合子』のファンです」といったコメントがあったんですけど、まさにそんな感じ。
 おそらくこれだけファンとの間で実質的な心の交流をもったアイドルって、白鳥さんが初めてなんじゃないかと、ぼくも思います。彼女はおそらく、「いま」の時点でかなりすごいコトをやっている。仕事はまったくできてないわけですけど、これだけ多くの人と思いを共有しているっていうことの価値は、そんなの全然問題にならないくらい価値があることだと思うんです。


 で、ぼくが白鳥さんがすごいと思うのは、そうやってファンの一人ひとりの思いをきちんと受け止めているところなんですよね。彼女がファン(=日記の読者)の思いをしっかり受け止めてるから、ファンはメッセージを書き込んでいる。
 でも、それってけっこうしんどいことなんですよ。ぼくは前にもサイトを運営していたことがあるんですけど、掲示板に書き込みをしてくれる方とか、サイト間でやりとりをもった方とか、自分のサイトをおもしろいと思って足を運んでくれているであろう方とか、そういった読者一人ひとりへの思いっていうのは、サイトを運営しているうちに自然とどんどん強くなっていくものなんです。
 でも、読者の期待に応えていくのって、実はかなりきついんですよね。サイトの内容もそうなんですけど、ぼくは、社会的な立場をまったくなくして、半ばひきこもりのような状態になっていた時期があってですね。そうなると、「自分の現実の状況」と「読者の自分への期待」のギャップに耐えられなくなるんですよね。読者はぼくがどんな惨めな状況にあるかなんて知らなくて、なのに、ぼくはそれを隠して「読者の支え」であり続けようとするわけですからね。まあ、きつくなるのは当然のコトで、サイトは、そのうち何の予告もなく突然閉鎖しちゃったんですけどね。
 だから、今回はこのblogは、申し訳ないけれど、読者の思いを過剰に背負う気はまったくないんですよ。あくまで「いまやらなければいけないコト」を生活の中心に置いて、blogの方は空いた時間を使って、良くも悪くもテキトーでいいんじゃない? ていうか、テキトーな方がいいんじゃない? って思ってるんです。動画を張っただけみたいなテキトーな更新が多いのは、そういう理由もあります。
 なので、ぼくからすれば、ファンの一人ひとりの思いをきちんと受け止めている白鳥さんっていうのは、ほんとにすごいなって思うんですよね。しかもあれだけの数(一日2〜3万人の読者)なわけだし。ぼくだったら絶対に思いを受け止めきれないし、怖くなってしまうと思う。ほんとに強いなって思います。


 そんなわけで、ぼくがいま、白鳥さんに過剰に思い入れているのは、そんな風に過去の自分を投影しているコトもありますね。
 で、いまはまだいいけれど、このまま復帰できない時期が長く続いたら、ファンとの関係もどうなっちゃうんだろう、ファンの思いに応えられない自分への自己嫌悪が耐えられないレベルまで大きくなってしまったりしないだろうかって、心配してるところもあります。
 まあ、彼女なら大丈夫だと思うんですけどね。魅力的な女性ですし(業界の人たちが放っておかないだろ、フツー?)、精神的にも強いですからね。……いや、そういう脆いところはWeb日記では見せてないだけっていう可能性もなきにしもあらずですけどね、彼女の場合。ぼくだってサイトでは弱音は吐かなかったわけだし。……うわっ、なんかすごい心配になってきたんですけどっ。


 宮城県在住のファンとしては、仙台放送制作による音楽番組『mashup! 音王MUSIO』(MC:桜塚やっくん)のアシスタント役だけでも、早く復帰してほしいなって思ってるんですけど、むずかしいのかなあ。
 おそらく白鳥さんが宮城県出身というコトで起用して、この番組も「電王」を降板したときに「一時降板」の扱いで降りてしまったんですけど、また、呼び戻してほしいなって思うんですけどね。「音王」のスタッフからは白鳥さんへの愛が感じられたし、番組の公式サイトを見ると、いまでもまだ彼女がトップページを飾ってますしね。期待したいです。


リリーホワイト―白鳥百合子ファースト写真集

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