人生はネタだ



 昨日は、駅前まで足を運びました。さくら野百貨店で萬葉堂書店の大古本市が開催されているのを知ったからなんですけど、けっこういろいろありましたよ。18日までなので、仙台在住の方はぜひ(最終日は午後四時終了)。まあ、ぼくは結局一冊しか買ってないんですけどね。いや、欲しいな、と思う本はいくらでもあったんですけど、なにぶん先立つものがなくってw
 で、本題なんですけど、『らき☆すた』のガチャガチャをやったところ、こなたさんが当たりました。まあ、ぼくもなんだかんだ言って、こなたヲタなので、実に見事な「引き」といえましょう。こういう幸運も普段の心がけがいいからですね。(小さすぎる幸せっ・゚・(ノД`)・゚・。。 )
 ……じゃなくて。
 今度は本当に本題なんですけど、行きは歩きだったので、帰りは仙台駅から電車を利用して帰ろうと思ったんですけど(ぼくのウチは最寄り駅から歩いて5〜10分くらいなので)、普段あまり電車を使わないので、快速の電車が最寄り駅に停まるかどうか、いまいちよくわからなかったんですね。
 で、20時22分発の快速がホームに止まってたのでとりあえず乗ってみたんですけど、社内放送の案内でやはり最寄り駅に停まらないみたいだったので、電車を降りたんです。
 そしたらですね、ホームではギャルっぽい感じの女の子が携帯電話で誰かと、「いま、ホームに快速が停まってるんだけど、××駅に停まるかどうかわからないんだけど、乗るべきかどうか」というコトをずーっと話してるんですよ。××っていうのは、まさにぼくのウチの最寄り駅のコトで。
 快速乗っちゃダメ。22分発の快速はスルーして、37分発の各駅停車に乗るといいよって、アドバイスした方がいいのかな、と思ったんですけど、急には勇気が出なくて、でも、ちょっと心配で気になって、ホームにとどまりつつ彼女の様子をうかがってたんです。
 すると、女の子は携帯電話でしゃべりながらちょっと向こうの方に行ってですね、「なんか怪しい人がいる」とかなんとか喋っていてw
 絶対おれのことなんですけど、内心あちゃーと思いつつ、ぐさぐさっとココロが傷つきながらも、しばらくホームにとどまっていたらですね。その子はぼくが立っていたあたりまで戻ってきて、そして、結局快速に乗ろうとしたんですね。
 「乗るんかいっ!」とツッコミを入れたかったんですけど、そこでやっと、「××には停まりませんよっ!」と声をかけることができて。
 そうすると、女の子の方も屈託なく「えーっ、××に停まらないんですか?」と聞き返してくれたので(ギャルの子は屈託がなくていいですね)、「△△の後は□□まで停まらないので。37分発のが各駅停車なんで、それに乗ってください」と説明して、あとは心おきなくそそくさと階段をのぼって退散してですね、駅の構内で缶コーヒーを飲みながら電車を待ってたんですけど。
 ……なんというかですね、いらぬ親切心とかなくて、クールに通りすがることができれば、はじめからまったく関わりがないわけだから、「気持ち悪い」とか言われなくてすむわけだし、逆に、気になった瞬間に即座にアドバイスができれば、その場合も「怪しい不審人物」呼ばわりされなくてすむわけですよ。
 他人が困ってるのを見て、助けた方がいいかな、と思いつつ、即座にそれを実行できない、という迷いやためらいの時間の中に、「気持ち悪い」とか「挙動不審」とかいった印象が生じちゃうんですよね。
 いまは、ちょっぴり傷つきつつ、「よくやったおれ」みたいな心境なんですけど、まあ、おれらしい出来事かな、と思います。善意とか気遣いとかいったポジティブな要素をいまいちうまく表現できなくて、誤解されがちみたいな。(ま、そういう自己イメージもどうかとは思うんですけどね。ありがちなんだろうし)
 あとで、あの子が電話の相手に「怪しい人だと思ったんだけど、いい人だった」って言ってたらいいなって思うんですけどね……どうなんだろ?
 で、今日、研究室の後輩にこの話をしたら、「○○さん、変わってますねー」って笑われました。彼はけっこう長い東京暮らしの経験があるんで、いちいち他人のことを気にしてたらきりがないし、聞かれたら答えるけどってコトらしいです。
 まあ、そうなんですけどね。
 でも、いいいんです。ぼくはこれでw 少なくとも当面しばらくの間は。


 こなたが周りの何気ない言葉によって傷ついてしまったようです

 心当たりありすぎw ま、傷つきやすいってのは、社会でやっていくには明らかにマイナスなんで。精神的な打たれ強さやタフさは身に付けないと。